素謡「翁」(撮影:辻井 清一郎)
「どうどうたらりたらりら、たらりららりららりどう」という神聖な謡が会場に響きます。その詞章は「天下泰平・国土安穏」など、祝福に満ちた謡になっています。
「翁」は正月や祝賀能など、特別な公演の時にしか上演されない演目です。「翁は能にして能にあらず」と言われるように、他の曲と一線を画し、神聖視されています。「翁」には演劇的な筋立てはありません。儀式性が強い祝福の曲です。
今回は着座のままで、謡のみを聴かせる素謡の形式で上演します。
出典:能楽金春流情報サイトより
シテ:金春 憲和(シテ方 金春流81世宗家) 千歳:本田 芳樹(金春流) [出演者変更のお知らせ]
*能「羽衣」のシテ金春安明師が、病気療養で降板のため、 素謡「翁」のシテを高橋忍師、能「羽衣」のシテを金春憲和師が代勤いたします。 何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。 |