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【能を知る会鎌倉公演 「班女」「楊貴妃」~わかりやすい字幕解説付き~】


【能を知る会鎌倉公演 「班女」「楊貴妃」~わかりやすい字幕解説付き~】
2025年10月18日(土曜日)朝の部10時00分/昼の部14時00分

 2025年度10月18日・土曜日、県民のための能を知る会鎌倉公演・朝の部は、男女の仲となるも、離ればなれとなった遊女が主人子の名曲「班女」を上演致します。形見のしるしである“扇”により再び巡り会う男女。そのふたりが気付くきっかけとなる狂女の舞いが見所です。

 狂言は大藏基誠師による「箕被」を上演予定となっております。連歌に没頭する夫と、それをいさめる妻。愛想を尽かした妻が出て行くときにおこったこととは・・・。しみじみとした夫婦仲の名曲です

 昼の部は、玄宗皇帝の愛妃であった楊貴妃を主役に据えた名曲「楊貴妃」を上演致します。貴妃の死後、嘆き悲しむ皇帝のために黄泉の国までやって来る皇帝に仕える仙人。貴妃の想いを皇帝にどう伝えるか、見応え充分の名曲です。

 狂言は大藏教義師による名曲「右近左近」を上演いたします。訴訟の稽古を行う夫と、稽古相手の妻。狂言にしては珍しく、不穏な空気の流れるおもしろおかしい名曲です。

 最初には国文学研究資料館名誉教授の小林健二氏の解説が、最後には中森貫太による質疑応答がございます。

能にはわかりやすい字幕解説を備え付けのスクリーンに映し出し、初心者でも楽しめる公演となっております。


noh1018


◆日時:2025年10月18日(土曜日)
◆場所:鎌倉能舞台

◆演目
10時始め
講演「扇が取り持つ遊女と貴公子の恋の行方」小林 健二
狂言「箕被(みかずき)」大藏 基誠
能「班女(はんじょ)」中森 健之介
14時始め
講演「楊貴妃が玄宗皇帝とかわした「ささめごと」」小林 健二
狂言「右近左近(おこさこ)」大藏 教義
能「楊貴妃(ようきひ)合掌留」鈴木 啓吾


◆あらすじ

能「班女【はんじょ/Hanjo】 春の頃、都から東国へ下る途中、吉田少将は美濃国野上の宿に立ち寄り、遊女の花子(前シテ)と深い契りを交わした。その後花子は客の相手をせず、契の証に少将と交換した形見の扇を毎日眺めるばかりであった為、宿の主人(アイ)から追い出されてしまう。【中入】その年の秋、東国から帰路についた吉田少将(ワキ)は、野上の宿に再び立ち寄り、花子を訪ねる。しかし、すでに花子は行方知らずになっており、そのまま少将は都へ戻る。糺【ただす】の森の賀茂の社に参詣した少将は、狂乱の姿となった花子(後シテ)と出会う。少将の供(ワキツレ)から狂えと言われた花子は、始めこそ嘆くが、次第に心乱れて遂には形見の扇で舞い狂う。扇が形見の品であると気付いた少将は再会を喜び、花子と夫婦の契りを結ぶのであった。

狂言「箕被【みかずき/Mikazuki】」 連歌に没頭して家を顧みない夫は、連歌の会の主催の当番になった。妻にその用意を命じると、貧しさを理由に反対し、会を強行するなら離縁してほしいという。夫は離縁のしるしに妻の使い慣れた箕(ふるい)を渡す。程なく、それをかぶって出て行こうとする妻の後ろ姿に向かい、夫が和歌を詠みかけると・・・。

能「楊貴妃【ようきひ/Youkihi】」 唐の玄宗皇帝は、馬嵬【ばがい】の原で失った愛妃、楊貴妃(シテ)の事を忘れられず、宮廷に仕える方士(ワキ)[仙術使い] に命じて楊貴妃の魂魄を探させた。方士は天上から黄泉までも尋ね廻り、ついに常世の国にある蓬莱宮に到った。蓬莱の住人(アイ)に教えられるまま、方士が太真殿に近づき楊貴妃の在宅を問うと、美しいとばりを押しのけて楊貴妃本人が現れる。方士が帝の嘆きを伝えると、貴妃も悲嘆に沈む。やがて、方士が貴妃と会った証に形見の品を願うと、貴妃は玉の簪を与える。しかし方士は、このようなありふれたものではなく、帝との密かな契の言葉を承りたいと伝えると、貴妃は、七夕の夜に交わした比翼連理の契の言葉を漏らす。程無くして方士が帰ろうとすると、貴妃は引き留め、上界の仙女であった身の上を語り、霓裳羽衣【げいしょううい】の曲を舞ってみせる。その後、方士は貴妃から賜った簪を携えて都へ帰り、貴妃は追慕の涙に沈みながら蓬莱宮に留まるのであった。

狂言「右近左近【おこさこ/Oko-sako】」 左近の牛が自分の田に入って荒らしたことに腹を立てた右近は、訴訟を起こすことにした。しかし、口下手なうえに気の小さい右近では言い負かされて勝負にならない。そこで、妻を地頭に見立てて稽古をするが、段々と本当の白洲にいる気分になり、妻からの叱責で気を失ってしまう。やがて正気に戻った右近は・・・。


◆お申し込み・お問い合わせは鎌倉能舞台まで。
電話 0467-22-5557
HPアドレス http://www.nohbutai.com/
フェイスブック http://www.facebook.com/nohbutai
eプラス
午前の部
https://eplus.jp/sf/detail/4295720001-P0030001  
午後の部
https://eplus.jp/sf/detail/4295740001-P0030001


noh101802

基本情報

住所

鎌倉市長谷3-5-13

アクセス

江ノ電長谷駅下車徒歩7分

電話番号

0647-22-5557

営業時間

◆日時 2025年8月18日(木曜日)
朝の部10時00分/昼の部14時00分

入館/入場料

◆入場料 6500円 (プラス1000円で座席指定可能です)

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