清方の代表作であり近代美人画の金字塔と謳われる《築地明石町》。一方で長年「幻の名作」とも言われてきました。それは昭和50年(1975)に公開されて以降、44年もの間所在不明となったためです。令和元年(2019)に再発見され、その美しい姿を再び私たちの前にあらわしました。東京と京都でお披露目され、そしてこの秋、ついに《築地明石町》三部作が鎌倉にやってきます!
昭和2年(1927)に発表した《築地明石町》は帝国美術院賞を受賞し、本作により清方は名実ともに日本画家としての地位を確立しました。本作は、清方が幼き日を過ごした明治東京の築地と明石町の地に取材したもので、3年後の昭和5年(1930)に《新富町》と《浜町河岸》を描き、古きよき明治を追懐した三部作となりました。
本展では《築地明石町》三部作を公開するとともに、清方が残し当館が引き継いだ三部作に関する様々な資料からその魅力に迫ります。また《築地明石町》を創作の源とした多分野の芸術についてもあわせてご紹介します。
基本情報
アクセス
JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」下車、小町通りを着たに徒歩7分左折
営業時間
午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
入館/入場料
一般 450円(310円)小・中学生220円(150円)
鎌倉市民(市内に住所を有する方)
※( )内は20名以上の団体 料金。20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休み
毎週月曜日(11月3日、24日を除く)11月4日(火)、25日(火)