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【第77回鎌倉花火大会】中止後のご報告


2025年7月18日(金)に予定していた「第77回鎌倉花火大会」は、ホームページやSNSでも周知させて頂いた通り、海上の高波と強風による影響で、花火を打ち上げる台船の安全な航行が不可能と判断したため、中止の発表をさせていただきました。楽しみにお待ちいただいていた皆様には誠に申し訳ございませんが、安全を最優先とする判断であることをご理解いただきますよう、改めてお願い申し上げます。

中止発表後、メディアやSNS等の拡散もあり、様々なご意見を頂きました。花火大会開催に向けて募った協賛金の使い道や、使わなかった花火玉のこと、なぜ予備日がないのか等のご質問頂きましたので、この場をお借りして、ご報告させていただきます。

 

花火大会の運営費について

第77回鎌倉花火大会では、鎌倉市からの安全対策負担金をはじめ、プログラム協賛、有料席、クラウドファンディング、サポーターズ花火等の協賛金の収入見込みがありました。しかし、中止発表のタイミングが前日だったため、一部の経費を除き、開催に向けた運営費としてすでに大半の業務にお支払いしている状況です。残余の資金につきましては、次回以降の大会開催に向けた準備費、活動費等に充当させていただきます。

 

使用しなかった花火玉について

第77回鎌倉花火大会で使わなかった花火玉について、花火師さんにお話を聞きました。夏のシーズンは全国各地で花火大会があり、他の大会で使いまわしができそうにも思えますが、どこも事前に花火玉種類と発数等の申請を出さなければならない(鎌倉の場合は神奈川県)ため、どの大会もすでに使用する花火玉を確保しているのが現状です。また、安全面も考慮して、一定の時間が経過した花火玉は再利用せず、適切な処理法により処分するそうです。

 

予備日について

今回の花火大会中止を発表し、「なぜ予備日を設けていないのか」というご質問がございました。ごもっともな意見であり、実行委員会としても、できることなら悪天候時のために予備日を設けたいと思いますが、花火の打ち上げにかかる諸経費に加え、警備・交通整理等の人件費、観覧席や仮設トイレの設置費、音響設備の準備など、開催に向けては多方面にわたる業務が発生し、それぞれに対して費用が発生しています。仮に予備日を設けた場合、これらの人員・資材・設備を再度確保する必要があり、経費が1.5倍から2倍近くに膨らむことになります。また、関係各所のスケジュール調整も非常に難しく、現状の予算規模ではその対応が困難なのが実情です。市民の皆さま、観覧のお客さま、ご協賛の皆さまからのご支援、ご協力をいただきながら、持続可能な形で花火大会を継続していくためにも、やむを得ず予備日なしの一日限りの開催という方針を取らせていただいております。

 

本大会を楽しみにお待ちいただいた皆さまのご期待にお応えできなかったことは大変心苦しい限りですが、実行委員会一同、今後とも力を尽くしてまいります。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

鎌倉花火大会実行委員会