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鎌倉的OMOTENASHI VOL2

「ゆったり流れる”鎌倉時間”を楽しんでほしい」ーかいひん荘鎌倉ー 

   外観

 国登録有形文化財に指定されている旅館「かいひん荘鎌倉」。1924(大正13)年に富士製紙社長の村田一郎邸として建てられた後、1952(昭和27)年に鎌倉のリゾートホテルとして開業。当時は「海濱荘」と称した。
 明治・大正期と別荘地として栄えた鎌倉の古き良き時代を偲ばせるレトロな佇まい。どこか懐かしく、温かい空間が心地よいと、遠方から訪れるリピーターも多いという。 
 現在代表を務めるのは3代目の井上靖章さん(54)。生まれも育ちも鎌倉。横浜の大手ホテルで15年勤めた後、伯母の経営する同館へ。ホテルと旅館のギャップに戸惑いつつも、旅館ならではの家庭的な雰囲気にすぐとけ込んだ。
 「鎌倉は駅に降りただけで潮の香りを感じますよね。観光客の方には、鎌倉ならではの雰囲気を感じてもらい、ゆったり流れる”鎌倉時間”を味わっていただきたいです」と井上さん。歴史と文化の息づく街、由比ガ浜の洋館で非日常の特別なひと時を満喫するのも一興だろう。


 朝と夜の散策もおすすめ

 かいひん荘の宿泊客、かつては中高年中心であったが、ネットの普及もあり、最近では若年層や女性グループ、外国人旅行者も増えているという。朝はゆったり海を散歩する、夜は夏なら「長谷の灯かり」、秋なら長谷寺の紅葉ライトアップなど、日中の観光だけでは味わえない、朝夜の観光コンテンツを楽しむ宿泊者も見られるという。

   ランの間
    △国登録有形文化財のゲストルーム「らんの間」

     鎌倉の観光振興に好機

 井上さんは8年ほど前より、鎌倉旅館組合の組合長を務めている。同組合は、鎌倉食品衛生協会を母体とし、ホテルや旅館、民宿、ゲストハウスなど市内15の施設が加盟している。鎌倉は、年間約2000万人の観光客が訪れる一方で、観光消費額、宿泊客数ともに伸び悩んでいる。鎌倉市の平成30年度統計でみると、一人当たりの観光消費額は宿泊客が23,683円、日帰り客が6,243円、宿泊客は30.6万人。いずれの項目も対前年をわずかだが下回っており、
鎌倉の観光振興を図るうえで宿泊客の増加は喫緊の課題といえる。
 こうしたなか、2020年開幕の東京オリンピック・パラリンピックは大きなチャンスになりうる。鎌倉における訪日外国人客は年々右肩上がりで、井上さんのかいひん荘も、2018年12月~2019年11月までの1年間で1000人超の来客を数え、5年前と比べると5倍以上の伸びをみせている。
 井上さんは「観光消費額、宿泊者数の増加は組合としても長年の課題です。江ノ島がオリンピックのセーリング競技の会場となっているので、日本人はもちろん、外国人の方も鎌倉観光を楽しめるようしっかり見据えて準備していきたいです」と話す。
 日帰りではなく、鎌倉に泊まってもらい、朝から夜までゆったり時間を過ごしてもらう-そんな”鎌倉時間”の提案で最高の『おもてなし』を感じてもらいたい。 協会会員レポート 2020.1)

  井上
   △鎌倉旅館組合の組合長を務める井上さん

施設情報

施設/旅館 かいひん荘鎌倉
住所/鎌倉市由比ガ浜4-8-14(江ノ電 由比ヶ浜駅より徒歩1分)   
電話/0467-22-0960
URL/http://kaihinso.jp/<外部リンク>

 

 

 

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