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七福神の魅力を掘り下げた一冊「七福神の伝来と鎌倉・藤澤~禍転じて福となす~」

地元にも、観光客にも人気の七福神めぐり

 布袋尊
  北鎌倉の浄智寺の布袋尊。


通年で参拝できる鎌倉七福神めぐり。恵比寿、大黒天、弁財天、毘沙門天、布袋尊、福禄寿、寿老人の福神を参拝してめぐると除災招福、諸願成就がもたされるとして、地元はもとより、観光客にも大変人気があります。
 
七福神
 
このほど、鎌倉市と藤沢市の七福神めぐりを題材にした本「七福神の伝来と鎌倉・藤澤~禍転じて福となす~」(江ノ電沿線新聞社/A5サイズ100ページ)が出版されました。書いたのは、鎌倉国宝館の学芸員、大江昭子さん。2018年から調査を始め、2020年に本を世に出そうと決意したといいます。コロナに負けずに、身体を動かして知的欲求が満たされたらきっと力が湧いてくる!この本は、そんな大江さんの願いが込められた一冊です。大江さんにお話しを聞きました。

執筆のきっかけは

「藤沢市の「藤澤浮世絵館」に勤務していた2019 年に、江島神社の八臂弁財天が国重要文化財に指定され、浮世絵館 でも「江島縁起絵巻」を展示しました。私はその担当学芸員だったので、弁財天の信仰史や普及史を色々調べるうちにすっかり魅了されました。そして、講座や生涯学習大学で弁財天を含めた七福神の伝来と地域との関りをお話しすると、興味を持ってくださる方がぐんぐん増えて、もっと大勢の方に七福神の魅力をお伝えしたいと思いました。コロナ禍で遠くに行くことがためらわれる昨今、郷土を歩くことは精神面にも健康面にも良い効果があり、 経済面でも街が元気になります。(コロナ)禍を転じて福となすきっかけになればと念じて出版いたしました」

 

苦労した点はどのようなところですか?

「資料はたくさん集め、執筆量もこの本の何倍にもなりました。もともとは民族史や宗教史の専門書ですが、どなたにも楽しく読んでいただけるように、難しい専門用語を解り易い言葉にしながらエッセンスを絞りました。お伝えしたいことを削る作業は、苦心いたしました」
  

本が出来上がってみてご自身の感想は

「 正直申し上げると、本が完成したら七福神は卒業かと思っておりましたが、出版前より七福神を語る機会が増えました。七福神研究者の先達と、全15社寺の歴史を担うみなさまからのバトンを、読んでくださるみなさまにお渡しするような気持ちです」
 

この本をどのように活用していただきたいですか

「七福神をめぐることはそれだけでも楽しいことですが、社寺の端緒や仏像などの知識を得ながらめぐる楽しさは格別です。1日に1つ読むのでも良いし、七福神は何度めぐっても良いので、知的好奇心を満たしながら、七福神や郷土の歴史を身近に感じていただけたら幸いです」

購入方法

 江ノ電沿線新聞社(藤沢市鵠沼石上1-1-1江ノ電第2ビル7階*藤沢駅徒歩3分)のネット販売<外部リンク>は1,760円(税込・送料別)。直接同新聞社で購入する場合は1,500円(税込)。​詳しくは、江ノ電沿線新聞社 電話0466-26-3028まで。
 


”福”をつかもうと、年明けとともに七福神めぐりをする方も多いと聞きます。七福神のことをもっとしりたい!という方は、本を熟読してお参りすれば、より充実した巡拝となるはずです。本を片手に、鎌倉と藤沢の七福神めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。